2010. 11. 29
自己演出
先日、お墓参りに行ってきました。
お墓参りが結構好きです。
日頃の報告と反省発表をしに行きます。
どんな、パワースポットよりも、
自分のご先祖さまの眠るお墓にいくほうが、
ご加護をいただけるように感じます。
お墓が遠い場所にある方はなかなか行きづらいですよね。
うちのお墓は谷中にあるので、行く楽しみも多いのです。
春は桜の名所ですが、この時期は銀杏の木。
見上げて腰が「ウッ」ってなるほど、
見事に大きくて、黄金に輝いていました。
小学校高学年ぐらいの男の子が、
木の下で寄りかかって、小粋に足を組みながら本を読んでいました。
自己演出が完璧です。
お参りのあと、
日暮里駅前の渋い佃煮店で、葉唐辛子を買い、
谷中銀座で買ったメンチカツをアテに、
酒屋の店頭で裏返したケースに座って
ビールをいただきます。
この日は調子にのって、そのあと
焼き鳥屋を2軒はしごしました。
一軒目は、カウンターに4人はいったら満席の、
地元の人しかこなさそうな赤提灯。
イチゲンサンとして、最初はおとなしく飲んでいましたが、
となりのご婦人と意気投合し、
かなり馴染んだ感がありました。
二軒目は以前から何度かいったことのある、
商店街沿いの焼き鳥屋さん。
とてもおいしい上等な焼き鳥をだしてくれるのですが、
取り皿に、「おいしいね」とメッセージがはいっていて、
少し押し付けがましさを感じ、
いつもより感動がありませんでした。
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彼に、新しい服や、髪型を
かわいいでしょ?と
執拗に確認するのは得策ではないんだと、
自己演出について学んだ一日でした。
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